なかじはさ、なんで打ち込みなの?
僕、元々ベースしてたんですけど、曲とか創るなら打ち込みとかがいいかなぁと….
じゃ、ギターとかが良かったんじゃないの??
いや、本当はギターしたかったんですけど、手が僕小さくて….
それさ、ギターしたかったんじゃなくて、自分が足りないことを理由に諦めたんじゃないの? やってもないのに?
と、松本さんは僕に手を合わせてきた….
僕は本当にそんなに手が大きくない。
でも、それ以上に….
松本さんは手が小さかった….
ほら、俺が小さいじゃん!!
やってもないのに、自分が出来ないと思ってやらないのは、元々そんなにやりたくなかったんだよ。
そんなやってもないのに、やる前からやれない理由を自分のせいにしちゃ駄目だよ〜
ある日の会話です。
もう、30年ぐらい前の話。
松本さんは、身長も164ぐらいで僕より小さい。
手も、勿論、僕より小さい。
僕は基本的に自信が無い。
失敗も怖がるタイプだし、橋は100回ぐらい叩いてしまうタイプ。
上手くいかないことは出来るだけ避けたい。
残念ながらその感情は今もある。
それでも、この会話をしてからは僕の人生観は大きく変わった。
僕より手が小さい松本さんが、こんなに素晴らしいギターの音色を創り出すのだ。
自分が情けなくなり、
そして、自分がやりたいことに対しての障害を創っていたのだ。
よく、子どもたちに大丈夫、やってみよう!!
そうやって声掛けれるのも、こういう出会いとこういう学びがあったからだ。
それから30年。
未だに、僕には色んな不安や悩みや葛藤もある。
それでも、自分で何か出来ない理由を探すのは止めた。
やりたいなら、やる。
出来ない理由は探さない
無様でも、誰かに笑われようとも、自分がやりたいことに自分らしく精一杯向き合うこと。
それが、自分の人生なのだ。
そんな松本さんが、名誉市民になられた。
本当に嬉しいことだ。
人は、誰に出会うかで、誰に触れるかで生き方が変わる。
もし、この会話が無ければ、僕はなんにもチャレンジしてないかもしれない。
B’zの曲に涙を流すことも無いだろう。
大事なのは、自分のスペックや見栄や、誰かの評価ではない。
自分が何がやりたいのか?
なのだ。
足りないものは、工夫と努力で積みたせばいい。
B’zを聴くと、いつもそう思う。
その先に、きっとやりたいことを楽しんでいるなりたい自分が待っている。
さぁ、自分のやりたいを楽しんでいこう!!!
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