良く、耳にします。
日本は先進国の中で、労働生産性が低いと…
ある調査によると、OECD加盟36カ国中21位と先進国中最下位です。
では、日本の人材やスキルが低いのか?というとそうではないと思うのです。問題はその環境にあると思います。
と、経済の話をするわけではなく、今回はこんな記事がありましたので書かせてもらいます。
「日本サッカーの非常識」1日も休まない日本より、2カ月休むスペインのほうがなぜ強いのか
『日本の選手は世界の中でももっとも練習をしている国なのに、もっとも結果が出ていない』
と、言う言葉からスタートします。タイトルと同じような感じですね。
でも、これは、現場でとてもよく感じます。
疲れ切ってるのに、沢山試合をやることが良しとされてる傾向があるし、それを親も望んでいます。
沢山トレーニングすることが、良しとされ、それが美と言われ、ストーリー化されたものを感動と言う価値で売ってるような気がします。
だから、良いパフォーマンスが出るはずないのに、沢山やらされて、自分のMAXを1つの試合に出すことを小さい頃からセーブしなくちゃいけない1日を過ごすことを覚えます。長い時間の罰走も待っている訳ですから、そりゃセーブしないと持ちません。ハイパフォーマンスで一回の試合に挑むことよりも、1日バッテリーが持つモードで戦うことが自分の命を守ることになるわけですから….
少なくとも、生理学的、心理学的な学びをしていたら、何試合も試合をやることの無意味さとか、負荷のコントロール、休養の設定が出来るはずです。
でも、そんな当たり前の知識よりも、日本人の沢山やらないといけないと言う感情の方が勝つんでしょうね….
それが同調圧力的になり、生産性が低いものに無駄に時間を使ってしまうことになっているのではないでしょうか?
だって、それで満足するのですから….
トレーニングも同じです。沢山やらないと成果が出ないと思われています。休むとダラダラしてるって思うのは、休む効果を知らないからだし、休むことがパフォーマンスを上げる大切な要素だと言うことを知らないからです。
いや、そういう誤った考え方があるからこそ、先に書いたように生産性の低さに繋がっていくのではないでしょうか?
ここは、日本だから…って言われる方も多いですが、では、ワールドカップなんか出なくて良いでしょうし、オリンピックにワクワクしなくても良いでしょうし、iPhone….それ、海外の製品なんで使わないで下さいってなるし、Facebookだって、スタバだって、海外のやつでしょ?ってなります。
ボーダーレスの中で、世界と競うことが今の社会。
町の中での1、2番を争っている間に、他の国では新しいメッシやネイマールも育まれてきます。
久保くんは日本人。若く素晴らしい選手ですが、彼は親御さんの理解とスペインと言う環境が育んだのでは無いでしょうか?
んなこと書くと、って言ってもここは日本だしってまたまた言われる事もありますが…
でも、そのやり方でやった結果、何かありましたか?
ものすごい才能があったはずの選手達はどこに行きましたか?
これだけ頑張っていても生産性も最下位だし、幸福度も年々下がってて…
街は綺麗だし、物も豊かだし、幸せだと感じるものは沢山あるはずなのに、何故か充実されてないような感じがします。
若い人の自殺率も高くなってきてる背景にもそのような課題があるのかもしれません。
そして、僕自身は果たして充実した人生を過ごしているのだろうか??
最近、良く思います。
先日、コリンチャンスのアンドレビエ監督と話してて、休養って集中力を養うのに必要なものだと話してました。
コリンチャンスのTOPの監督でも、試合での疲労回復、そして次の試合までのエネルギーを充電する意味でも休まないといけないって….
“何で、そんなに休んでないんだ?”
って、聞かれたんだけど….
『日本なんで…..仕事が…..』
って、答えしか出せなかった私でした。
Twitterに書いたけど、そう、僕自身も働き方を考えていかないといけないなぁと思ってます。
自分自身の生産性はどうなんだ?って事なんですね。
人にどうこう言う前に自分のことを改めて考えていかないとって話でした。
皆さんはどう生きてますか??
コメントを残す