人は、何処を目指すか? 何を目指すか?
で、行動の基準が決まります。
3km走る人、それがタイムを競うためになのか? 健康の為に走るのか?ダイエットか?
フルマラソンを走る人が、タイムを競うのか?それとも自分の限界にチャレンジするためなのか?
それがチームとなったら、もっと複雑です。何処を何を目指すのか? それが同じでなければ行動の基準にムラが生まれてしまいます。
チームなんて、個の集まりなのでチームがと言うより、個人がそのチームの目標の為に何が出来るのか?
例えば、チームトレーニングの時間に合わせること。勿論殆どの選手がアマチュアですが、だからこそその時間の管理や使い方が問われています。試合も同じですし、自分自身のコンディションの準備もです。そのチームの目指すものの為に、自分と言う個人の時間や資質、パフォーマンス、時間、そしてお金、色んなモノを惜しみなく出しているのか?
そんなものの積み重ねの先に、チームが目指すべきものの頂きに辿り着けるのではないでしょうか?
そんな個人がチームの為に力を注ぐこと無く、チームの活動が重要視されない中で、果たして良いものを手にすることは出来るでしょうか?
僕の原則的なやつに、社会人カテゴリーでトレーニング、試合に毎回8割以上参加出来ないチームは勝てないっていうのがあります。
そりゃそうです。毎日ではないトレーニングに仕事等で仕方ないにしても、毎回のトレーニング、活動に8割の選手が参加出来ない状況で、チームの目指すべきものの中で個人が仕事、家庭、色々あると思うけどそこに全力で向き合えないチームと、それでも上手く都合つけて準備してくる個人が居るチームでは、圧倒的に後者が勝つ要素が増えるのは当たり前で、小学生の算数レベルで理解できる話です。それも、能力値が高いチームであれば、数日トレーニングを休んでも良いでしょうけどそうでないチームだともう致命的です。
マラソンを競技ですると言ってる選手が、トレーニングを疎かにしたらその競争に勝てるでしょうか?
勿論、楽しみのために走るのであれば、自分のペースで無理せずマラソンを楽しめれは良いのです。
でも、その目指すべきものが何なのか?
目指すべきと口にしているものと、行動の中身がズレてしまうと、目指すべき方向はズレまくり、うまくいくことはありません。
僕はコーチですが、所謂コーチャブルではない状態、目指したいと口にしているものと行動が伴わない状態では、コーチとしての関わりはとても難しいです。
勿論、ケツを叩いて頑張らせると言う昭和式な考えもありますが、熱があったとしてもその人自身がその熱を冷ましてしまうような人であれば、熱は伝わりませんし、その熱エネルギーすら無駄です。
どれだけ燃やしてもせめて熱が伝われば良いのですが、熱が伝わらないような人に熱エネルギーを何度も注ぐほど無駄な時間はありません。
時間は有限です。熱量にも限りがあります。
自分の熱を大事に伝えられる環境に居ること、それが自分が目指すべきものを繋ぎ広がる環境なんじゃないかと思います。
自分のエネルギー、自分が目指すべきもの、が、何なのか?
ですね。
勿論、楽しむために無理しない程度にプレーすることを否定しているのではありません。たまに余暇の時間にプレーする。とても素晴らしいことです。打ち上げのビールだって美味しいし、仲間と余韻に浸りながら、ゲームを振り返ることも人生のスポーツとしての在り方としては最高です。
だからこそ、ここは何を目指すべき場所なのか? 自分は何を目指しているのか?をしっかり持つことが大事です。だって、僕にトレーナーが居て、僕は健康で居るために楽しくジム通いしたいと言ってるのに、フルマラソンをいきなり走らせるトレーニングしたり、マッチョの人達のような負荷高いウェイトをいきなり持たせたり、そんなさせたら嫌になりますからね。
でも、僕がそれでもフルマラソン走りたいって言ったら、トレーナーはそこを計画的に目指させるだろうし、マッチョになりたかったらそういうプランを練るでしょう。
目指すべきは何なのか?
先ずは自分自身でもう一度見つめてみることが大事です。
では、また!!