石橋を叩いて壊す
慎重かつ用心深いさまを、まず壊れることのない石橋ですら叩いて安全である事を確かめて渡るという事で形容した表現。 あまりにも用心深すぎる性格や、用心深すぎて成果を出せないまたはチャンスを逃す性格の事を『石橋を叩きすぎて壊す』とか『石橋を叩き割る』と表現する事もある。
よくありますよね。
僕もどっちかというとそっち側です。
旅行とか行くと、多めのシャツとかパンツとか入れるし、替えの替えまで準備していくタイプです。
目的は、旅行先で楽しむことなのに、その間に起こる問題を解決することが目的になっているような?
何が目的なのか? そこで失敗しないように? そこで嫌な思いしないように?
パンツなんて、2日履いても死にはしないし、最悪買えばいいのにね〜
そうやって、持ち物が増え結果的に荷物の多さが楽しめない原因になるかもしれないし….
目的が何なのか?
これをもっと大事にしたほうが良いんじゃないか? と、最近思うのです。
そんな中、長友選手の面白い記事が掲載されました。
毎日サッカーの研究をしながら見ているが、何が違うかというと、ボールが目的地になっていて、ボールにつながっている日本人と、未来につながるトップクラスの選手たちという大きな差を目の当たりにした。トップレベルの選手は1秒、2秒先とつながっていて、それを意識してプレーができている」。
「これに対して日本の選手は常に現在。ボールに意識が行っていて、ボールへのサポートが多くなる。もちろんボールにつながるのも大事だけど、サッカーはゴールを取るためにやっていて、未来につながらないといけない。トップレベルの選手たちは常に1秒、2秒先の未来につながっている。もっと言えば5秒、10秒先の未来につながっている。そういう選手との差は非常に大きいと感じている」。
単に「ボールを持つ前に次のプレーを予測しておく」といったような“ボール中心”の意識ではなく、ゴールという最終的な未来に向け、いま適切な選択をし続けるという“ゴール中心”の意識——。長友は2019年の活動でもたびたびこの差に言及し、「意識一つで全ての行動が変わる」と強調していた。
本当、そうなんだよね。
技術的に優れている日本人選手は、決断(目的)がゲームの本質とずれてしまい、その技術的なミスをしないようにプレーするあまり、石橋を叩き壊す選手が多いような気がします。石橋を渡れないことを怒られたくないのか? 本質は石橋の先にある場所に行きたいだけなのに、石橋にフォーカスしすぎる事があるのです。
石橋が、壊れたら泳いで渡ればいいぐらいの目的への意識には繋がりにくいようです。
子供の頃も、テストの点数で評価されるばかり、そのテストに出た問題や課題、解決法を自分の人生の目的に活かすことは出来ているでしょうか??
目的と手段が少しずれてしまいながら、多少それに気づきながらも、失敗しなくないから石橋を叩き壊していないでしょうか??
次回は、タイトルのタッチの無駄について話しますね(笑)
ブラジル人選手のプレー時のボールタッチの最適化を真似しようというものです。
日本人は小さい時からゲームのボールを触ること、上手く扱うことで上手い選手と捉えられている所が多くないでしょうか?
だからかもしれないけど、失敗したくないから何回もボールを触るのですが… その次のシーンではもうその目的地は渋滞で先に進めないってことが多いような気がします。
決断が遅いのか? そうい心理的な背景から無駄なタッチが多いからか?
では、また次回!!!
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